音楽の持つ心理的、生理的、社会的な働きを充分に活かし、身体機能の維持や精神面でのサポートをします。
患者さまのご希望や、医師、看護師、他の療法士、またご家族さまの情報をもとに入院生活に潤いをもたらせるようプログラムや目標をたてます。
当院の音楽療法は、日本音楽療法学会認定音楽療法士1名と日本音楽療法学会認定音楽療法士(補)2名の合計3名体制です。
音楽療法は、音楽の知識だけでなく、医学・福祉・心理学の知識と音楽や援助に関しての高い技術が必要とされます。
医療従事者の一員として患者さまの心身機能の維持や回復の援助をします。
音楽療法のプログラムや記録などはカルテに記入し、多職種とも情報を共有します。
ご入院中や通所リハビリご利用中の患者さまに対して、個別音楽療法を行います。リハビリセンター内の音楽療法室で、ピアノや弦楽器の操作、演歌、日本歌曲の歌唱、クラッシック、J-pop、ジャズなどの音楽鑑賞など音楽活動を支援します、その方にあったプログラムを提供しています。
毎週1回、60分程度、各病棟で同じ階にご入院中の方と集団で行います。
音楽療法士だけでなく、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士と協働する場合は、体操や発声なども取り入れます。
セッションでは、季節や行事の歌、患者さまからのリクエスト、話題性のある楽曲など趣味、関心に合わせた様々なジャンルの音楽を提供します。
当日参加できなかった患者さまには、セッション後、ベッドサイドへ出向き、ギターやウクレレなどで歌いかけや語りかけをします。