介護医療院とは、長期的な医療と介護のニーズを併せ持つ高齢者を対象とし、「日常的な医学管理」や「看取りやターミナルケア」等の医療機能と 「生活施設」としての機能とを兼ね備えた介護保険施設です。「住まいと生活を医療が支える新たなモデル」として、平成30年4月より新たに創設されました。
介護医療院では医師・看護師が常時いるためチームとして医療介護を提供できる他、生活期リハビリテーションや自立支援介護、訪問リハビリやショートステイなど在宅療養支援などの機能も期待されています。
介護医療院の理念を日本慢性期医療協会と介護医療院協会が次のように定めています。
初富保健病院介護医療院は、平成31年2月1日より、千葉県では初めて、全国で最大規模の介護医療院としてスタートいたしました。
介護医療院の理念に基づき、入居者さまの尊厳を守り、自立支援を念頭においたサービスを提供し、医療が支える潤いのある生活施設、地域に根差した生活施設を目指します。
日常的な診療に加えて、症状が急変した場合には、医師が速やかに診察を行い、適切な治療を行います。
必要があれば初富保健病院や近隣連携急性期病院へ転院していただきます。
医師・看護師・介護職・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・栄養士等が協働して、ケアプランを作成し、それに基づいて看護・介護サービスを提供します。
経管栄養管理などの医療処置を看護師が提供します。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、音楽療法士等が状態に応じたリハビリテーションを提供します。病棟スタッフが、自立支援、生活機能向上、寝たきり防止のための離床活動を行っています。
多職種が協力しながら低栄養状態の改善、歯科医から指導を受け、誤嚥性肺炎を防止する口腔機能向上や口腔ケアを行っています。
誕生会やコンサート、作品展覧会や地域に開かれた秋祭りなど、ご家族や地域の方と触れ合える催しを行います。
ロイヤル館は個室、東館の四人部屋には、間仕切り家具を設置して、プライバシーを確保しています。
入所者・ご家族の意思を尊重し、病状に応じて適切なターミナルケア・看取り体制を提供します。
心と体の痛みを和らげ、安心して安らぎの時間を過ごしていただきます。
市民向けの認知症等のセミナー、ご家族と近隣の方々に開かれた秋祭りを実施しています。
また、鎌ケ谷市役所・警察・消防署等の行政諸機関と協力しながら、災害時の医療提供、防災訓練の充実に取り組んでいます。
「要介護1~5」の認定を受けている方を対象とし、医療処置及び中・長期療養が必要な高齢者の方がご利用いただけます。
なお、ご利用にあたっては、終身ではございません。入所者さまの状態を見ながら、今後の療養先をご家族・施設スタッフと検討していきます。療養先については、情報提供をさせていただき、安心して療養生活を送れるよう支援していきます。
療養室は、「東館」「ロイヤル館」にございます。